<接続> 名詞+にて
<意味> ~で
<用法> 大きく分けて3つの意味があります。
いずれも格助詞「で」に置き換えることができます。書き言葉としてよく用いられます。
<例>
a. 予約は店頭にて承っております。
b. お電話もしくはインターネット予約にて受付しております。
c. 申し込みは10月26日にて締め切らせていただきます。
<接続> 動詞//名詞(+助詞)+には
<意味> 要…就得…、~するためには
<用法> 動作の目的を表します。前項には目的を、後項にはその目的を達成するために必要な条件を述べます。
<例>
a. 新しい生活に慣れるには時間が必要。
<接続> 動詞/名詞+につれ
<意味> 随着...,伴随...
<用法> 前項の変化に伴って後項も変化すること表す比例変化の表現です。「~に伴って/に伴い」は文中で用い、「~に伴う」は後ろに名詞が接続されます。
<例>
a. 大人になるにつれて謝るのが難しくなる。
b. 事業拡大に伴い、人材強化に重点を置いている。
<接続> 名詞+によって
<意味と用法>
手段 通过…/凭借…/靠…
手段を表す格助詞「で」に置き換えることができますが、日常生活で使うようなものに対して「~よって」を使うことはできません。そのような場合は「で」を使います。
(例)◯電車で会社に行く。 ✕電車によって会社に行く。
原因 因为…而…/由于…原因
書き言葉です。
受身(受身文の動作主) 被…/由…
受身文における動作主を表します。歴史上の事実や規定事実を客観的に伝えるときによく用います。
異なる状況で異なる結果 因…/根据…(而不同)
状況が異なると、結果も異なることを表します。多くの場合、後項には「違う」「異なる」が呼応します。「~によっては」はこの意味の時にだけ使われます。
<例>
a. テストの結果によって、成績を決める。
b. 地域の安全はそこに住む人々の協力によって保たれている。
c. 事故によって片足を失ってしまった。
d. 金閣寺は足利義満によって建てられた。
e. 人によって考え方は違う。
<接続> 動詞普通形/形容詞い/形容動詞(+である)/名詞(+である)+~にしろ/~にせよ/~にしても
<意味> 即使…也…,无论…都…
<用法> 例外無く物事が成立することを表します。「どんなに」「いくら」などが呼応します。
<例>
a. 何にせよまず安全第一である。
b. いくら大好物にせよ、食べ過ぎると飽きる。
c. いずれにしても探し回っている時間はない。
<意味> 无论是…还是…都…、…也好…也好
<用法> 前項と後項で相反する二つの異なる状況を挙げて、たとえどのような状況でも例外無く物事が成立することを表します。
<例>
a. リハーサルにしろ本番にしろ、同じような気持ちで挑めれば一番良い。
b. 続けるにせよ辞めるにせよ、決めるのは早いほうがいい。
c. 猫にしても犬にしても、ここではペットを飼ってはいけないことになっている。